超常現象を題材にしたホラー映画「死霊館」。
本作品は超常現象調査員で作家のウォーレン夫妻が実際に体験した本当の話のようです。
ウォーレン夫妻が悪霊に憑りつかれた人々を助けようと試みたり、夫妻が遭遇した幾つかのの実体験に焦点を当てていました。
「死霊館」本当に実話でやばいのでしょうか?
「死霊館」アナベル人形や呪いの家、ウォーレン夫妻の真実について調査していきたいと思います。
Contents
死霊館は本物のでやばいのか!
「死霊館ユニバース」とは超常現象を題材にホラー映画としたシェアード・ユニバースである。
シェアード・ユニバースとは複数の作家が独立した作品を提供します。
その作品を単独でも成立するがプロジェクト全体のストーリーやキャラクター、世界観などを設定しつつ発展させて展開していきます。
「死霊館ユニバース」はどの様に展開しているのでしょうか?
検証していきたいと思います。
「死霊館ユニバース」は本物なのか?時系列で紹介
1.死霊館のシスター(2018年公開)
1952年、ルーマニアの修道院にて一人のシスターが自殺した。
不可解な点が多いことから教会からパーク神父とシスター見習のアイリーンを修道院へと派遣。2人は修道院に隠された秘密と悪魔のシスター・ヴァラクと対峙する。
2.アナベル 死霊人形の誕生(2017年公開)
1958年、幼い愛娘を亡くし悲劇に見舞われた人形師とその妻が暮らす館、そこへ孤児院から6人の少女とシスターがやって来ます。
新生活に心躍らせる彼女たちだったが家の中は不気味な雰囲気が漂っていた。
そして呪いの封印が解かれたアナベル人形が襲い掛かる。
3.アナベル 死霊館の人形(2014年公開)
1970年、アナベル人形は持ち主が変わっても恐怖は連鎖した。
ジョン・フォームは、我が子の誕生を控えた妻のミアに、ビンテージ人形のプレゼントを渡す。
そして数日後、思わぬ事件が起きる。
隣家の夫婦がカルト信者の男女に惨殺され、ミアにも襲い掛かってきた。
男は警察に射殺され、女はミアの人形を抱えて自殺する。
その日を境に次々と奇妙な事件が起こり始めた。
ミアが女の子を出産した事で家を出るが、引越しの荷物の中に捨てたはずの人形が現れるのだ。
4.死霊館(2013年公開)
1971年、アメリカ・ロードアイランド州ハリスヴィル。
野中に建つ古びた一軒家にロジャーとキャロリンのペロン夫妻と5人の娘たちが引っ越して来た。
しかし、そこでは様々な異変が襲い掛かる。
室内は外より寒く、死臭が漂い、家の中の時計が全て午前3時7分で止まり、キャロリンは原因不明の痣ができた。
何かの存在を確信したキャロリンは、数々の心霊現象を解決してきたウォーレン夫妻に助けを求める。
5.アナベル 死霊博物館(2019年公開)
1972年、ウォーレン夫妻の家にアナベル人形が運び込まれてきて、地下の博物館で他の呪物と共に厳重に封印される。
夫妻が仕事で家を開けた日、娘のジュディはベビーシッターのメアリーとその友達のダニエラの3人で一夜を過ごす。
ダニエラが入ってはいけない地下博物館に入り、アナベル人形の封印を解いてしまい、少女たちの想像を絶する悪夢が始まった。
6.ラ・ヨローナ~泣く女~(2019年公開)
1973年、アメリカ・ロサンゼルス
「泣く女」の呪いをかけられてしまったシングルマザーのアンナ。
彼女の方2人の子供に忍び寄るヨローナの姿を確認し、アンナは悪魔祓いのラファエル神父に助けを求めた。
ラファエル神父は「水に近づけば引きずり込まれる」とヨローナの危険を語る。
7.死霊館 エンフィールド事件(2016年公開)
1977年、イギリス・ロンドン北部エンフィールド。
正体不明の音や不穏な呻き声、人体浮遊など数々の不可解な現象に苦しむ少女を救うためウォーレン夫妻が再び恐怖の元凶と対峙する。
8.死霊館 悪魔のせいなら、無罪。(2021年公開)
1981年、アメリカ・コネチカット州ブルックフィールド。
被告人(当時19歳)は家主を刃物で22回刺し殺害。
証言台で被告人は悪魔に憑りつかれていた事を理由に無罪を主張。
姿なき存在を照明するためにウォーレン夫妻が立ち上がる。
死霊館のやばい呪いは続く!
死霊館ユニバースの作品として「死霊館のシスター 呪いの秘密」が2023年10月に公開されます。
1956年、フランスで起こった神父殺人事件をきっかけに、世界に悪が蔓延。
特殊な能力を持つシスター・アイリーンは教会の要請を受けて事件を調査。
調査を続けていくと、悪の元凶のシスター・バラクと対峙する。
「死霊館のシスター 呪いの秘密」は死霊館ユニバースの時系列では2番目になります。
それと「The Conjuring4」(原題)が製作することを発表しました。
「The Crooked Man」はお蔵入りとなってます。
「The Crooked Man」は「死霊館 エンフィールド事件」に初登場した「へそ曲がり男」を主人公とするダークなおとぎ話となる予定でした。
監督のジェームス・ワンは自身のインスタグラムでこの様に話されたそうです。
「残念ながらこのキャラクターのスピンオフは実現しません。僕にコントロールできることではないのです。だけど、もしかするといつの日か」
もしかしたら「The Crooked Man」が製作される様な含みを残している様に感じられます。
アナベル人形、呪われた家は実在するのか?
「死霊館は実話だ」と言う意見がありました。
また、「ウォーレン夫妻も実在し、アナベル人形は本当にある。」などのSNS上での書き込みも見受けられました。
果たして、死霊館は本当の話なのでしょうか?
ウォーレン夫妻やアナベル人形について検証していきたいと思います。
ウォーレン夫妻は実在するのか?
ウォーレン夫妻はアメリカの心霊研究家です。
夫、エド・ウォーレン 1926年9月7日~2006年8月23日(79歳没)
妻、ロレイン・ウォーレン 1927年1月分27日~2019年4月18日(92歳没)
エド・ウォーレンが亡くなる時、自宅で愛妻のそばで見守られて亡くなった、という記事があるそうです。
娘のジュディも実在し、現在は結婚されジュディ・スぺラで、夫はトニー・スぺラです。
ペロン一家の家とアナベル人形は実在した
死霊館(2013年公開)の舞台となったローランドアイランド州ハリスヴィルにあるペロン一家の家は実在します。
2019年に超常現象研究家のハインッエン夫妻が39000ドル(約5700万円)で購入しました。
元々、売却のためだけに購入したようですが、実際に住んでみるとライトのない部屋で光が点滅したり、黒い人影や足音やノック音など心霊現象に遭遇したようです。
不動産会社の宣伝などもあり、超常現象研究家や死霊館ファンなどのツアーイベントなどが提供され注目を集めました。
そしてジャクリーン・ヌニェスさんに152万ドル(約1億9800万円)で売却が決まりました。
今後、ペロン一家とイベントを主催する予定と話していました。
アナベル人形は実在する呪いの人形がモデルとなっています。
映画のアナベル人形はクラシカルな人形でした。
実際の人形はアメリカの人気の絵本の「ラガディ・アン」のポップな人形です。
現在のアナベル人形は、アメリカ・コネチカット州のオカルト博物館に厳重に保管されていて、神父が月に2回祈禱を行っているようです。
まとめ
死霊館は本物でやばいのか?アナベル人形、呪われた家は本当に実在するのか調査してみました。
アナベル人形やペロン一家の呪われた家は本物の様で実在するようです。
ウォーレン夫妻も実在しました。
世界的に有名な心霊研究家でありますが、映画のせいで有名になってしまった影響なのか個人としての情報はあまり見つかりませんでした。
「死霊館 エンフィールド事件」で触れられた夫妻の馴れ初めなどの情報は、ほぼないようです。
死霊館ユニバースでウォーレン夫妻が実際に関わった事件は「死霊館」、「死霊館 エンフィールド事件」、「死霊館 悪魔のせいなら、無罪。」の3作品。
この3作品は夫妻の経験を元に作られました。
それ以外の作品はウォーレン夫妻のエピソードなどから着想を得たオリジナル・ストーリーです。
監督のジェームス・ワンはペロン一家にもインタビューをしたという記事もありました。
死霊館ユニバースのウォーレン夫妻は実在し、アナベル人形や呪われた家も本当にあるようです。
3作品の事件は本当にあった事件なのかもしれません。